【Travel&Photos】常磐の旅(1)
急に夏休みがとれた。お盆明け第1週だ。
近場も遠くも予約でいっぱいだ。マイルも使えない。
っていうことで、以前から行ってみたかった常磐線の
旅に出かけた。目指すはいわき湯本。古くからの温泉街である。
昼ころ、上野駅にて、スーパーひたちに乗車し、
一路湯本温泉を目指す。
我孫子を過ぎたあたりから、のどかな田園地帯となる。
関東のただ広いだけの平野は好きではないが、
海岸に沿って続く丘陵地帯が北に行くにつれ
徐々にせり出してくる常磐の風景は好きである。
土浦あたりで久しぶりに筑波山を見る。
夕方少し早く湯本温泉到着。
夕立の後らしく、夏の涼しい風が吹いている。
時間があったので、土地の神社へお参り。
両岸の扇子はあたかも、佐竹氏の文様である
扇子を彷彿とさせるが、しかしここは福島浜通り。
どちらかといえば、岩城氏の拠点のはずだが。
というか、岩城氏は佐竹から養子をもらっているはずだ。
などと感慨に浸りながら、もうひとつ。
かつて観音山と呼ばれたこの山は観音信仰の対象で
あり、山頂には観音菩薩を納めた観音堂が立てられていた。
しかし戊辰戦争の際に観音堂は消失したそうだ。
そしてさらに、「烏 なぜ啼くの~」で有名な七つの子の作者。
野口雨情が観音山の山すそに住んでいた。
その縁もあってか、中腹に観音菩薩像が立ち、湯本の町を
見守っている。傍に野口雨情の碑文もある。
というわけで、宿に戻って風呂に入りとろけた。
泉質は含硫黄・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉
ということで全国的に珍しいと案内されている。
ちょっと乳白色で硫黄臭があるが、いい湯である。