【Silence】アダムの鎖
◇アダムの鎖◇
前をゆく自転車さえ おっくうでならないのに
それでも時には 優しい気持ちになって 世界を手にするようだ
すぐに忘れるんだ
憎しみも、果てぬ喜びも
あの太陽が 全てを照らしているはずなのに
隣の事さえ 見られないのは 何故なんだろうか アダムの鎖
僕たちは鎖に繋がれて 覆い被さる試練に耐える
もがいてももがいても逃れられない アダムの鎖
永久に去る人々の残滓さえ 聴き取れぬまま
全ての人が ほんの少し手を伸ばせるのなら
太陽にさえ届くはずなのに あの鎖が邪魔をする
あてどもなく 彷徨っていた あの日が手招きをしてるようだ
母の優しさが 父の背中が
あの僕はもうここにはいないけど・・・
( sha la la la lan lan lan
sha la la la lan lan lan lan lan... )
( sha la la la lan lan lan
sha la la la lan lan lan lan lan... )
永遠(とわ)の自由なんて言う 冷酷な地平を望むのか?
灼けつく鎖 自由を奪う呪われしものじゃない
その鎖は 連鎖する人間の証 肯定の光
灼けつく鎖 自由を奪う呪われしものじゃない
それに気づくのは僕しかいない 僕が気づくんだ アダムの鎖
Lyrics by johnny Music by T.Phuta Upload 2004/12/1
Copyright (c) 2004 All rights reserved T.Futamura.
あるいは、カントの認識批判を待つまでもなく、真実を求めるもう一つの願いも、ついには解体を迎える。
我々は常に鎖に縛られて自由に羽ばたけない。
アダムが禁断の実を食べたときから、我々は自由を失った。
我々は鎖に縛られたのだ。
鎖に縛られることによって現れたあらゆる限界・・・その限界に常に我々は敗北し続ける。
永遠を求める儚き希望も暗闇に閉ざされる。
だが、人間の生命に限りをもたらしたその鎖は、逆にどこまでもその生命の価値を限定し縮小し続けることによって、逆にその輝きをどこまでも高めるのではないだろうか。
あらゆる挫折と終焉によって、一時の喜びと、限定された存在を、どこまでも人間らしく、打ち鳴らし続ける。
アダムの鎖は決して嘆かわしいものではない。